<家庭教師 何が必要なの?>

家庭教師を申し込み、先生も決定。さあ、明日から授業が始まるぞ!
という段階になり、ふと不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

「家庭教師の授業って、何が必要? 準備しておくべきものは?」
今回は、この疑問に答えたいと思います。

先生に聞いてみる

 身もふたもない回答に思われるかもしれませんが、いちばん間違いがないのは、
「先生に聞いてみる」
ということです。家庭教師センターの担当者でももちろん良いですが、実際に指導に来られる先生に「何を準備しておけば良いですか?」と聞いてみたら、的確な答えが返ってくると思います。

なのですが、事前に知っておきたい、という方もいらっしゃると思うので、一般的に準備すべきものを以下に挙げてみました。

学習する場所

こちらは間違いなく必要となります。
特別な部屋を準備する必要はありません。こども部屋や客間、空いている部屋や場合によってはリビング等でも大丈夫です。
ただ、他の家族が頻繁に出入りする所や、テレビ等の音がうるさく聞こえる場所は避けた方が良いでしょう。

机、いす

生徒が問題を解いたり、先生が解説したりできるように、机(テーブル)が必要です。
お子様の学習机でも良いですし、その他の机でも問題はないですが、できればある程度のスペースが確保できる、整頓されているものがよいでしょう。
いすは、生徒と先生の分がそれぞれ必要になります。こちらも特別なものは必要ありません。
先生用のいすに関しては、余っているものがなければ、例えば授業の時だけダイニングテーブル付きの1脚を勉強スペースに持ち込んでも問題ないかと思います。
ローテーブルを使い、床に直接座る形であっても、特に先生からのNGがなければ大丈夫です。

筆記用具

鉛筆(シャープペン)、消しゴム、赤ペン、定規など、基本的なものをご準備下さい。学校で使っている筆箱をそのまま使っても、もちろん大丈夫です。当然のことと思うかもしれませんが、意外と準備できていないお子様は多いです。いざ授業を始めようとした段階で、「鉛筆がないです」「消しゴムなくしました」という申し出を受けることもあります。お子様の年齢(学年)にもよりますが、保護者のチェックを時折いれて頂くとスムーズに授業に取り組めるでしょう。

ノート

こちらは、授業を担当する先生によって使用の有無や頻度の差があるかと思います。先生に確認して下さい。
一般的には、問題を解いたり、先生の解説を書いたりするためのノートを準備する方がよいでしょう。特に先生からの指示がない限りは、普通の大学ノートで十分です。お子様が使い慣れた形のものを準備しましょう。
学校の授業のノートと一緒にする生徒もいますが、家庭教師の授業には「家庭教師専用ノート」を作ることをお勧めします。
教科ごとにノートを分けるかどうかは、生徒さんによって異なります。整理整頓や管理が上手な生徒であれば、教科ごとに別のノートを作った方が分かりやすいでしょう。片付けが苦手な生徒は、複数のノートがあると紛失してしまう可能性も高くなります。ひとまず、各教科共通の「家庭教師ノート」を1冊作り、家庭教師の授業時は必ずそのノートを準備しておく、という方がスムーズかもしれません。

教科書、教材

学校の教科書や使用教材に関しては、担当の先生の指示を受けて下さい。
必ず学校の教科書やワーク類を準備しておくように求める先生もいれば、自作のプリント等で授業を進める先生もいらっしゃいます。

お茶、お菓子、食事

結論から言うと、必要ありません。
各家庭教師センターのホームページにも、「お気遣い不要」と書いてあることが多いです。
お茶に関しては、授業の開始時、終了時、また途中の休憩時間に出されるご家庭もありますが、ご負担にならない範囲で大丈夫ですし、準備しなくても何ら問題はありません。必要と思えば、教師がペットボトルや水筒を持参するはずです。
お菓子や食事に関しては、一切不要です。年代や地域差もあるかもしれませんが、「終了後に、先生(学生さん)に温かい食事を出す」というお考えをお持ちのご家庭も意外と多いです。しかし、現在はその習慣は、ほぼなくなったと思ってもらい差し支えないでしょう。

以上、家庭教師の授業を受ける際に必要と思われるもの(と、そうでないもの)を挙げてみました。
個別には、その他にも準備すべきものがあるかもしれません。
詳細は、実際に授業に来られる先生とぜひ相談してみて下さい。